こんにちは!Keiです。
私は国家資格を含むカウンセリング資格を取得し、私自身がHSPとして苦労してきた経験を生かしながら、現在は就職支援の仕事をしています。
HSP気質を持つ人は人間関係に苦労しがちです。
例に漏れず、私も仕事では大変苦労してきました^^;
特にしんどかったのが…細かく指示してくる人と接する時です。
大声を出して圧倒してくる人などはわかりやすく苦手なのですが、細かく指示してくる、いわゆるお節介な方って、良かれと思ってやってくれてるから尚更やっかいなんですよね^^;
相手に悪気が無いので、そんな風に感じてしまう自分が悪いのかと落ち込んだり。
同じように悩んだ事がある人も多いのではないでしょうか。
という事でこの記事は
【HSP】細かく指示(指摘)してくる人が苦手!結果に問題無ければ良くない?
と題して書いていきたいと思います!
細かく指示してくる人が苦手
もともと私は『結果が出せればそこに至るまでの方法はあまり重視しない』という考え方です。
なので、業務の細かい部分を指示されると『あ”ーーーーーーっ!!!』って叫びたくなりますw
先日も(細かい事ですが)来客があった際に、気温が高かったので冷たいお茶を出そうとしました。
するとお局様に
『来客時のお茶は熱いお茶と決まっているので入れ直して下さい』と言われました…。
心の中で『どっちでもええんじゃーーー!!!!』と叫びながら入れ直しましたけどね…。
納得のいく指示なら問題無いんですが、理不尽だと思う指示をされると尋常じゃないストレスを感じてしまいます。
細かく指示してくる人って、良かれと思って言ってくる人、つまり「お節介」な人が多いですよね。
お節介という言葉を調べると
出しゃばって世話を焼くこと。不必要に人の事にたちいること。
ー引用:Oxford Languages
と出てきます。
そう、まさに不必要に言ってくるのがシンドイんですよね…。
昔から、細かく指示されるのがどうしても苦手なんです。
ちなみに、HSP気質の人は「細かく指示してもらえないと動けない」と考える人も多いです。(この記事と真逆ですね)
時と場合によると思うのですが、こういった「HSPの多様性」がHSPという特性を理解するのを難しくしているように感じます…。
HSPの特性
このサイトでは何度も書いていますが、HSPには4つのタイプがあります。
そして、この4つのタイプは共通してDOESという気質を持っています。
- 深く処理する(Depth of processing)
- 過度に刺激を受けやすい(being easily Overstimulated)
- 全体的に感情の反応が強く、特に共感力が強い(being both Emotionally ractive generally and having high Empathy in particular)
- ささいな刺激を察知する(being aware of Substle Stimuli)
物事を深く処理しようとするHSPは、物事の本質や真理を考えて行動します。
その為、理不尽な指摘に対しては人一倍ストレスを感じる傾向があるように感じます。
また、物事の本質に重きを置くHSPは、本質に直結しない事柄(仕事の順番や習慣など)は「どうでも良い」と感じてしまう事が多いです。
「本質」から離れた「どうでも良い」事は、逆に細かく指示して貰わないと中々動く事ができません。
これが、「細かく指示してもらえないと動けない」と感じるHSPと
「細かく指示されるとストレスが溜まる」というHSPさんに分かれる原因ではないかと思います。
指示(指摘)をやめない理由
細かく指示してくる人は、指示が多すぎて混乱しているHSPさんを見ると
『わかっていないようだ。よし更に細かく指示をしよう!』
となる事が多いです。
それで、よりストレスを感じてしまう事も多いのです…
(そうなるとお互い悲劇ですよね)
でも、基本的に良い人が多いHSPさんは
『この人は私の為に細かく指示をしてくれているんだ』
と、ストレスを感じているのにそれを否定しようとします。
このように色々な感情がグルグルと頭の中で渦を巻き、結果自分の本心がわからなくなったりするんですよね。
HSPさんはリアルタイムで言語化するのが苦手な人が多いのですが、上記はその原因の一つだと思います。
では、そんな時どうやって対処すれば良いのでしょうか。
対処法は?
細かく指示してくる人に対する対処法、それは
『自分を知る』ことと『それを相手にきちんと伝える』ことです。
あなたに細かく指示をしてくる人は、恐らくHSP気質の方ではないと思います。
何故ならHSPは人の表情を読み、他人の感情にとても敏感だからです。(矢継ぎ早に飛んでくる指示に相手が辟易しているなら、恐らくHSPはすぐ気付いて止めるのではないでしょうか)
この世の中には色んな人がいます。
HSPさんが気にしている事でも、鈍感力が高い非HSPさんは全く気にしなかったりと、物事に対しての感じ方が全く違っているのです。
ですが…
なぜか人はみな『自分と同じように他人も感じている』
と思いがちなんですよね^^;
なので、相手には自分がどう感じているか、きちんと言葉で伝える事が大切なのです。
ひっきりなしに指示(指摘)される事がシンドイのなら
『すみません、指示はありがたいのですが、私は考えるのに時間がかかるタイプなので少し時間をもらえないでしょうか』など、ハッキリ伝えてみてはいかがでしょう。
(私はこのように自分の特性を相手に伝える事によって、かなり改善しました)
HSPなら「当然察しているだろう」と思うような事でさえ、何一つ伝わっていなかったりしますからね^^;
HSPさんは、とかく自分より他人の感情を優先し自分がどう感じているかを見失いがちです。
また、話す時も相手の表情を気にしてしまい、言葉が出なくなってしまう事もあります。
なので、自分の感情や考えを深いところまで落とし込んで考える必要があります。
また、HSPさんは自分自身で『これだ』という結論が出た時、とても強いパワーを発揮します。
自分自身の真理に繋がった答えであれば、多少他人の表情が気になったとしても、自分自身の言葉を伝える事ができると思います。
ただし、それを見つける為には1人でゆっくりと考える時間が必要です。
色々な感情がごちゃまぜになって、どうしたら良いかわからない時は
一旦その場を離れ、1人静かに考える時間を持つ事も必要だと思います。
(私はトイレに駆け込み、自分の考えをまとめていましたw)
まとめ
いかがでしたか?
細かく指示(指摘)をしてくる人はよくいますが、それを貴方自身が苦手と感じ、社会生活で辛い思いをしているのなら、自分がどうしたいのかを突き詰めて考え、またどうすれば良いのかを『相手にはっきり伝える』事でかなり解消できるのではないかと筆者の経験から感じています。
また、HSPさんは自分自身を知るまでに社会生活上で苦労しがちですが、理解して受け入れさえすれば、あとはその能力がメリットにもなります。
HSP気質の方は、大器晩成型の人が多いと言われています。
自分を把握し、HSPという特性を生かせるようになれば、きっとずっと生きやすくなりますよ(^^)
以上、最後までお読みいただいてありがとうございました。