こんにちは、Keiです。
HSPの方の中には『不思議ちゃん』と呼ばれて辛い思いをしている人も多いようです。
実は、私もその1人でした。
『不思議ちゃんというのは、ギリギリ本人に言える悪口だ』という言葉を聞いて妙に納得した事があります。
一体なぜHSP気質の方は不思議ちゃんと呼ばれる事があるのでしょうか。その理由(原因)や、直す方法を
【HSP】不思議ちゃんと言われるのが嫌!原因や直す方法は?
と題して考えていきたいと思います。
不思議ちゃんの定義
不思議ちゃんとは、どんな人の事を指すのでしょうか。
「不思議」を人名のように表した語》俗に、感性や言動などが常識からややずれている、独特の雰囲気をもった女性のこと。男性の場合は「不思議君」という。
(参照:https://kotobank.jp/word/%E4%B8%8D%E6%80%9D%E8%AD%B0%E3%81%A1%E3%82%83%E3%82%93-617982)
不思議ちゃんとは、独自の個性や感性を持ち、人とは違う不思議な言動を繰り返す女性のこと。独特なファッションセンスを貫いていたり、発言する内容が少しズレていたり、一般的な感覚や価値観とは言動が異なるケースが多い。不思議ちゃん女子、不思議系女子、不思議キャラなどとも呼ばれる。
(参照:https://dime.jp/genre/1271593/)
不思議ちゃんというのは「一般的な感覚からズレている」人のことを指すようですね。
不思議の後ろに「ちゃん」が付いていることで、親しみが込められ一見悪く聞こえないかもしれませんが、ズレているというのは褒めているというより、どちらかというと悪口に聞こえてしまいます(:_;)
(勿論、言った本人が本当に親しみを込めて言っているのかもしれませんが)
なんだか『不思議ちゃん』と言った本人が「私は一般的な感覚を持っているけれど、アナタはズレてるよね」というマウントを取ってきているような気がするのは私だけでしょうか…(性格悪いですかね?^^;)
原因は?
不思議ちゃんが全てHSPという訳ではありません。
ですが私の感覚的に、不思議ちゃんと言われている方の中では、HSPの割合が多いように感じます。
このサイトでは何回かお伝えしていますが、HSPは4タイプに分類され、その全てのタイプにDOES(ダズ)という性質が含まれています。
- 深く処理する(Depth of processing)
- 過度に刺激を受けやすい(being easily Overstimulated)
- 全体的に感情の反応が強く、特に共感力が強い(being both Emotionally ractive generally and having high Empathy in particular)
- ささいな刺激を察知する(being aware of Substle Stimuli)
HSPは人口の2割、5人に1人の割合で存在していると言われています。
人によって程度に差があるのですが、HSPは少数派。
多くの情報を無意識に取り込んでいるHSPの考え方というのは、多くの意見と比べるとどうしても少数派になってしまいます。
また、自己肯定感が低く、他人が自分をどう評価するかを非常に気にするHSPは、他人の評価=自分の評価となり、「自分が他と違う」という事を受け入れられずとても気にしてしまうようになります。
そこで一般的な考えに合わせるべく、自分の考えを言わず、他人に合わせるようになる方が多いのですが…
そうすると、自分を偽る事になるので発言に一貫性がなくなります。
これが変わって見える=不思議ちゃんと言われるひとつの原因ではないでしょうか。
直す方法は?
では、不思議ちゃんを直す方法はあるのでしょうか?
それは、「ありのままの自分を認め、偽らない自分を出す」という事に尽きると思います。
HSPは気質なので治りません。
(というかそもそも病気ではないので治すという概念がありません)
それを受け入れ、勇気を出して素の自分を出して欲しいのです。
勿論最初は怖いと思いますし、不安だと思います。
ですが、自分を受け入れてくれるところは必ずあります。
以前、カジサックさんの動画でアンタッチャブルの柴田さんが話されていた言葉がとても印象的でした。(8:30頃〜)
柴田:自分の力が出せないのにはね、理由がちゃんとあるんだ
カジ:えっ!?何ですか?
柴田:自分をね、繕っちゃうから、カジは。こうしたらみんな喜ぶ。こうしないといけない。俺はこういう存在なんだ。じゃないんだっつうの!これはどのお仕事の人にも当てはまると思う。自分を出すってことは自分で自分のままでいるってこと。
カジ:はぁ〜深い!
柴田:そうすると周りがそういう人なんだって認めてくれて、そういう目線で見るから!お前が「この現場ではこのキャラクターで頑張んなきゃ、ここは求めてるからこうだっていう風になるから定められないんだよ、見てる側が!
カジ:いや凄い、なんでわかるんすか
柴田:そういうもんなんだよ。だから見てる人たちもそう!自分を出したいとか成績を出したいとか言うんだったら、背伸びをするっていうんじゃなくて自分を出すっていうのが一番の背伸びだと言う事を胸に銘じていただきたいと思います。
筆者は、柴田さんの話がとても胸に沁みました…。
不思議ちゃんを克服するには、やはりありのままの自分を受け入れ、偽らずに出す事が大切なようですね。
まとめ
いかがでしたか?
HSP気質で他人から「不思議ちゃん」認定されている方は多いと思いますが、自分自身をありのまま受け入れ、自分を偽らず素直に出していく事で、他人からの評価もまた変わってくるのではないでしょうか。
ちなみに筆者も自分を受け入れられるようになった事で、最近は不思議ちゃんとはいわれなくなりました。
ただ、自分を出すということは勇気がいりますよね。
私も急に変わった訳ではなく、周りの人に支えられながら少しずつ変わることができました。
それは夫や子供、親友など、ありのままの自分を肯定してくれる人たちが周りに増え、自己肯定感が改善されてきたことが大きかったと思います。
劇的に変わるのは難しいですが、あなたを理解してくれる味方を少しずつ増やし、少しずつ自分を出していけるようになれば素敵ですよね(^^)
この記事が少しでもあなたの参考になれば幸いです。
以上、最後までお付き合いいただきありがとうございました!