HSPのひとりごと

【HSP】忙しいと自分の気持ちがわからなくなる…意思が無い・自己主張できない理由

こんにちは!Keiです(^^)

私は国家資格を含むカウンセリング資格を複数取得し
就職支援の仕事をしています。

繊細な気質を持つHSPさんは
日々の生活でおこる出来事一つひとつに
深く深く丁寧に考えを巡らせていきます。

夜、一人でいるときに
急に昔のささいな出来事を思い出して笑ってしまったり

昼間に仕事で上司からかけられた
些細な一言を思い出して落ち込んだり…

幸せな事も不幸せな出来事も
非HSPさんに比べて大きく捉えちゃうんですよね。

ただ、HSPさんは日々を丁寧に生きているので

目まぐるしく変わっていく現代社会において
脳内で情報処理が追いつかず

『自分は一体どう思っているの?』
とわからなくなってしまう事があります。

  • 自分は確かに何かを思っているハズなのに
    うまく言語化できない
  • 心のモヤモヤの正体をハッキリさせたい

そんな風に思っている方の力になれればと思い、この記事は
【HSP】忙しいと自分の気持ちがわからなくなる…意思が無い・自己主張できない理由
と題して書いていきたいと思います。

ぜひ最後までお付き合いください(^^)

忙しいと自分の気持ちがわからなくなる

誰でも、忙しい時は余裕が無くなって
応対や言動が粗暴になったりしますよね。

忙しいという漢字は
りっしんべんに「亡」と書きます。

忙しいというのは『心を無くす』という状態を
表しているそうですが

心を大切にするHSPさんにとっては
非HSPさんにと比べて
余裕のある状況が必要だと思います。

HSPさんは、非HSPさんよりも
無意識に多くの情報に触れています。

その上、吸収した情報を自分の中に落とし込もうと
深く深く考えてしまう事が多いです。

そうなると、すぐにキャパオーバーになってしまうんですよね…。

私自身、仕事などで何度もキャパオーバーになり
突然カチッと止まったように
何も考えが浮かばなくなる事がありました^^;

『Keiさんはこの件に関してどう思いますか?』
と聞かれた日には、前に発言した方に倣って答えるしか無い(:_;)
(だって言語化できないのですから…)

でも、意見が無いからと言って考えて無い訳じゃないんです。
いろんな考えから処理しているから、言語化するまで時間がかかってしまうんですよね…。

繊細で内向的な気質をもつ人たちが、日々の出来事を
自分の内面に深く落とし込むには時間が必要です。

私自身、仕事が大変だった時は
帰りの車の中でしばらくボーっとしている時間が必要でした。
(今もそうです)

心の中がモヤモヤして
もっと何かやるべき事や気づくべき事がある気がするんですが

忙しすぎると
それを探っていく事ができない。

そうやって、沢山のモヤモヤを抱え
どんどん積み重ねていく事で

思考が自分と繋がっていないというか
自分の考えが自分でわからないというか

何か肝心な事を掴めていないような
フワフワとしてもどかしい感情を抱えるようになります。

HSPという気質について知るまでは
『こんな感覚を持つのは私だけなんだ
自分は普通じゃなくて、どこかおかしいんだ』
と、随分苦しんだ経験があります。

特に社会人になった最初の1年は
本当に辛かったです…。

私が最初に入社した会社は体育会系で
『仕事は見て覚えろ』という感じでした。

質問しても
『それは今はいいから』と言われたり

常に時間に追われる会社だったので
メモを取っていても(私はメモ魔なんですが)
『時間がかかるから後でメモして』
と、自分のやり方を認めてもらえなかったり…。

そうやって、仕事を覚える上で
自分の中にある小さな疑問が沢山溜まっていって

結局『何がわからないのかわからない』
状態に陥ってしまいました…。

(周りにはポンコツ社員だと思われていたと思います)

当時は自己肯定感が下がりまくって
『私なんかどこにも通用しない人間なんだ…』
と鬱状態になり落ち込んでいましたが

転職して就職支援の仕事に携わるようになった
現在の私が、当時を振り返ると
【自分の特性と仕事の環境が合っていなかった】
という事がわかります。

HSPというのはあくまで心理学の分野で定義されている「気質」です。
「職場が耐えられない程辛い」など苦しい思いをしている方は何らか治療が必要な可能性もありますので、あまり無理せず専門家に相談してくださいね!

HSPさんが自分の能力を発揮するためには
自己理解と環境がとても大切です。

そして、人により多少差はあれど
やはりHSPさんは情報処理に時間がかかるので
あまりにも時間に追われる環境は避けた方が無難だと
自身の経験から感じています。

自分の能力を発揮できないという事は
自分にとっても社会にとっても大きな損失です。

ぜひ、HSPという気質を理解し
世に最大限に活かしてもらえると嬉しいです。

意思が無い・自己主張できない理由

「意思が無い」「自己主張できない」と言われている人に共通する特徴は

  1. 周りの意見に流されやすい(真に受けやすい)
  2. 自己肯定感が低い
  3. 自己犠牲の精神が強い

という点だと言われています。

別記事でも書いていますが
HSPさんはDOESという気質をもっています。

意思が無い・自己主張できない人が
必ずしもHSPさんという訳ではありませんが
DOESに通じるところが多いため
多くのHSPさんがこのことで悩んでいると思います。

自分より他人のことを優先しがちなHSPさんは
他人から強く主張されるとそれを否定するような
ことは言いづらくなりますし

共感覚の強いHSPさんは
他人が言ったことを『自分の意見』
と捉えてしまうこともあります。

残念ながらこれらのことはHSPさんの【気質】なので
治すことはできません。

ただし、自分が本当はどう感じ
どうしたいのかを知る方法はあります。

自分の気持ちを知る方法

他人の気持ちを優先し
時には他人の考えが自分の考えであるかのように
感じてしまうほど共感覚が強いHSPさん。

自動的に相手の気持ちを考えてしまうのですから
自分の気持ちを知るためには
1人になる時間を作る必要があります。

自分以外誰もいない部屋で
テレビも音楽も流さず
電気を暗くして

ゆっくりじっくり、自分の考えに
潜っていきます。

できれば紙とペンを用意して
思ったことをなんでも良いので書き出してみてください。

今日あったこと
嬉しかったこと
悲しかったこと
人に言われてなんだかひっかかっていること

そうやって自分の中に深く深く潜っていく事で
自分が本当は何を考えているのか
どんな感情をもっているのか気付けるようになります。

HSPではない方がこのサイトを見ても
多分わかってもらえないと思うのですが

HSPさんにとって
この『自分と深く繋がる時間』がとっても大切だということは
同じ気質の人に共感してもらえると思います。

そうやって定期的に自分と繋がることができれば
自分の感情が見えやすくなります。

自分の感情が見えた上で相手に合わせるのと
自分の中でモヤモヤしたまま相手に合わせるのとでは
感覚が全く違います。

もし自分の中でモヤモヤとしたものが溜まっているのであれば
ぜひお試しくださいね。

また、あまりにも溜め込みすぎて
自分ではうまく吐き出すことができないようであれば
カウンセリングを受けてみることも有用な手段です。

私自身も本当に辛かった時
プロの力を借りて話を聞いてもらった経験がありますが

自分では考え付かなかった新しい視点から
考えを整理してもらえた事で
新しい気付きを得ることができました。

辛くてたまらないという方は
是非検討してみてくださいね。

お勧めできそうだと思ったサイトを下記に貼っておきます。

↓手軽にカウンセリングを受けるならこちら。値段が安いのが魅力ですね。

↓カウンセリングに質を求める場合は、医療の分野のカウンセリングにも対応している下記がお勧めです。(文字のリンクになってます)

かもみーる

HSPは環境感受性とも言われていて
良い環境では強みを発揮し、悪い環境ではポンコツになりがちです。

ですので、HSPの方にとっては
自分を理解するという事はとても大切なんです。

この記事が、少しでもだれかの参考になれば幸いです。
最後までお読みいただいてありがとうございました!