こんにちは。Keiです。
私は国家資格を含むカウンセリング資格を取得し、私自身がHSPとして苦労してきた経験を生かしながら、現在就職支援の仕事をしています。
最近有名になってきたHSPという存在ですが
『HSS型HSP』や
『HSS型HSE』など
同じHSPと言えども色々なタイプを目にする事が多くなりました。
という事で、この記事では
【HSPの4分類】HSSやHSEの見分け方は?自分が何タイプか知る方法
と題して書いていきたいと思います。
HSPには4タイプある
エレイン・アーロン博士により提唱されたHSPという特性。
その特性は4つのタイプに分かれると言われています。
それがHSP、HSE、HSS型HSP、HSS型HSEの4つです。
同じHSPの人でも、自分と随分違うな…と感じる事があれば
それは実はタイプの違いなのかもしれません。
では、ひとつひとつの特徴を見ていきましょう。
①HSPは内向的
HSPの多くの人がこれに該当し、6〜7割にあたると言われています。
HSPを提唱したアーロン博士は、HSPの代表的な特性として
- 物事に慎重で深く考える
- 些細な刺激も情報としてとらえてしまう
- 共感しやすい、人の気持ちがわかる
- 5感が鋭い
以上4つの特性を挙げています。
(HSPの基本スペックですね)
この4つの特性は「Depth of processing」「Overstimulated」「Emotionally reactive and high Empathy」「Sensitivity to Subtleties」の頭文字をとって「DOES(ダズ)」と称されることもあります。
他の3つのタイプにおいても、このDOESの特性を持っているかどうかが、非HSPとの違いを考える上でともっても重要になってきます。
もし、DOESに当てはまらなかった場合は
単にネガティブな思考だったり、内向型や内気な性格をHSPと混同しているのかもしれません。
HSPは物事を1人で深く考える傾向があるので、行動が制限されやすく、また何かあった時に自分を責めやすいですが、その一方で危機を察知する能力が強く、他人に対してに優しくなります。
②HSEは外交的
次にHSE(Highly Sensitive Extroversion)の特徴を見ていきましょう。
HSPが内向的といわれるのに対して、HSEは外交的です。
但し、HSPの基本的性質であるDOESを持っているので
刺激には弱いです。
なので、外向的なので自分から人と関わりにいってるのに
すぐ疲れてしまうんですよね^^;
HSEは外の世界とつながることでエネルギーを回復します。
(HSPや、後述するHSSは自分の内面と繋がることで回復します)
ですが、外の世界に繋がるということは刺激を受けやすくなると
いうことなので、情報処理が追いつかずとても疲れやすいのです。
ですので、より1人になる時間が必要かもしれません。
HSEの特徴としては
- 自分を出すのが上手
- 1人でいるより、人と関わりたい
- 集団の中心人物になったことがある
- 必要であれば人前に出ることができる
といった事があげられます。
ちなみに、HSEには、「外向的」で「繊細」という相反する気質がありますが
その理由として
HSPが生まれつきもっている繊細で内向的な気質が、馴染めない環境に何とか適応しようと頑張った結果、「繊細ではあるけれども社交性がある」HSEの気質になった
と言われているようです。
ベースにHSPがあるので、社会に適応できる気質に変化したものの、本質的な部分は変わらない為「人に会いたいけど、会うと疲れる」というギャップが生まれてしまうのかもしれませんね。
HSS型HSP
HSS(High Sensation Seeking)とは、刺激を求めるという意味です。
このタイプに当てはまる人は、好奇心旺盛で活動的。
旅行やイベントが好きな人が多いのですが、終わった後に
とても疲る…という傾向があります。
下記に当てはまる方は、HSS型HSPかもしれません。
- 好奇心が強く行動的だけどすぐ飽きる
- 周囲から「明るく活動的」と思われる
- 外出するのは好きだけど、人ごみや騒音などで疲れる
- チャレンジ精神旺盛だけど、小さなミスを引きずる
- 初対面の人とすぐ打ち解けるが、次第に距離ができる
(私はまさにコレです)
ちなみに、上述したHSEとの違いは『社交性』です。
好奇心旺盛で行動力のあるHSSは、どうしても
『外向型』のHSEと混同されやすいのですが、
ここでポイントなのはHSSは『内向型』という点です。
興味のある人との関わりは好みますが、基本的に
人との関わりが好きかと言われたら微妙なんですよね^^;
自分がHSEなのかHSSなのかで迷ったら、ぜひ『社交性』に注目して下さい。
但し、この分野においてはアーロン博士のウェブサイトで
ほんの少し一部語られている程度なので、まだまだ
分かっていない部分は多いです。
HSS型HSE
社交的で人の気持ちがわかるし、好奇心旺盛で刺激を求めるタイプ。
上述したHSSとHSEの特性を併せ持つ、社会で言えば
『出来る人』と思われるタイプです。
刺激追求型外向的HSPとも言われます。
(文字面をみると最強ですね)
ちなみに、HSEのほとんどがHSS型HSEだと言われています。
HSS型HSEは、人の気持ちによく気づき、社交的で活動的。
下記のような特徴があります。
- 人と一緒に物事を始められる
- 集団の中でリーダーシップが取れる
- 周囲の人から好かれやすい
- 簡単に行動に移すことができる
ただ、HSS型HSEに該当する方も基本的なHSPの特徴であるDOESを持っているので、ストレスを抱えやすくなり、体を壊してしまうこともあります。
まとめ
HSPの4つのタイプについて書いてきましたが、いかがでしたか?
最近は、『非HSS型HSPです!』という方も見かけるようになり
さらに分化が進んでいるようですね。
ただし、上述した通り
HSPのタイプ分けについて、現在の所きちんとした根拠が
ある訳ではありませんので
『自分はこれらのタイプに当てはまらないからHSPでは無い』
と判断したり、はたまた
『自分はHSS型だから○○なハズだ』
と、自分自身を強烈にラベリングしてしまう事も良くありません^^;
『私、A型っぽいってよく言われるんだよね〜』
と、血液型診断くらいの感覚で、自己理解のツールの
1つと捉えると良いのではないでしょうか。
下記のような診断テストもあります。
繰り返しになりますが、全てのHSPに共通するのがDOESという4つの性質です。
もし、HSPの4分類に当てはまらなくても
DOESの性質に当てはまるのであれば
ぜひ自分がHSPであるかもしれない、という可能性を考えてみてくださね。
この記事が、少しでも貴方のお役に立てれば幸いです。
最後までお読みいただいてありがとうございました(^^)