HSPについて

【HSP】高校・大学デビューで頑張ると失敗する!自己紹介でウケ狙いは危険

こんにちは、Keiです。

もうすぐ新学期が始まりますね!
今までの自分から心機一転し、『高校・大学(もしくは社会人)デビューするぞ!』と意気込んでいる人も多いのではないでしょうか?

但し、もし貴方がHSP気質の持ち主で、かつデビューに意気込んでいるとしたら…

その努力、ちょっと待って下さい。
もしかしたら大失敗する可能性があります…。

という事で、この記事は
【HSP】高校・大学デビューは頑張ると失敗する!自己紹介では無理しない事が大切 と題して書いていきたいと思います。

高校・大学デビューは頑張ると失敗する?

新年度は、新しい出会いが沢山あります。

今まで『陰キャ』と呼ばれていた人が『陽キャ』デビューし、華々しい学生生活(社会人生活)を送るようになる場合も多くあります。

ただし、HSP気質を持っていて、それにより辛い思いをしている人が無理をして(頑張って)デビューしようとする場合は…

ちょっと待って下さい。

よく戦略を練らないと、その後シンドイ思いをするかもしれません。

無理をいつまで続けられますか?

「無理をして」「頑張って」デビューしようとするのは、そもそもそれが貴方に「合っていない」という事です。

陽キャでいつも明るく大勢の前に立っている人は、それを「自然」にしています。

ですので、それに「無理」をして「頑張って」合わせようとすると、いつか限界が来てしまいます。

HSPの元々の性格に合っていないのです。

筆者は、自然に笑いを取り入れながら話すオリラジの中田敦彦さんに憧れ、(プレゼンが苦手なのに)とあるプレゼン練習会に参加していた黒歴史があります。

無理に笑いを取り入れながら話そうとして失敗し、笑いが起きない事に焦り、痛々しい失敗を何度もしてきました^^;(大きな代償のおかげでプレゼン力はほんの少し上達しましたが…)

そして気づきました。

大切な事は、自分に合わない事(笑いを取るなど)を無理にやるのではなく、自分に与えられた役割(テーマ)をしっかりこなす事なのだと…。

(それがしっかりできた上で、ある程度自信がついた時に少しづつ段階を踏んで挑戦できれば良いですよね)

HSPは承認欲求が強い

HSPにとって「自分は人からどう見られているか」をとても気にします。

別の記事で詳しく書いていますが、HSPはDOES(ダズ)という気質を持っています。

  • 物事に慎重で深く考える
  • 些細な刺激も情報としてとらえてしまう
  • 共感しやすい、人の気持ちがわかる
  • 五感が鋭い

承認欲求の強い人は、HSPに限らず過去の生い立ちなども大いに関係しています。ですので一概には言えないのですが…

この気質を非HSPと比べると、やはり承認欲求が強い傾向があると言えます。

その為、「人に認められたい」という思いから、一発逆転を狙って自己紹介でウケを狙ったり、大勝負に出る事があるのです。

しかし、これは大抵の場合失敗に終わります。
なぜなら、HSPは元々少数派なので人と感覚がズレている事が多いからです。
参照

「無理をしてやっている」という事は相手になんとなく伝わります。

HSPの多くの方は本来内向的です。

なのに、無理矢理笑いを取ろうとウケを狙っているHSPの話ほど見ていて辛いものはありません…。
(それを見ているHSPも辛いです…)

「相手から好かれたい」「承認欲求を満たしたい」そんな思いが強すぎて、思わず空回りをした事があるHSPさんは、ぜひ下記の考え方を参考になさって下さい。

幸せな人間関係とは

承認欲求の強い傾向のあるHSPですが、通常、人間関係というのは『対等』なものであるべきです。

相手に媚びへつらったり、逆に横柄な態度で相手に接したり…というのは本来あるべき関係ではないですよね。

ですが、もしHSPの気質や、過去の経験から
人に対して恐怖心があったりすると、そのトラウマから歪な人間関係を形成してしまう事があります。

例えば、最初に入社した会社が合わず「自分は出来ない(使えない)人間なんだ…」と思いこみ自己肯定感が低くなると、会社で萎縮するようになったりします。

(何回か転職した経験のある人だとダイレクトに落ち込む事は少ないかもしれませんが、新社会人など、何でも若いうちはよくも悪くも染まりやすいですからね…。)

そうなると、次第に人に怯えを持った状態で、常に不安感を持ちながら人と接するようになったりします。

他にも、逆に攻撃的になったりだとか、相手の顔色ばかりを伺うご機嫌取りになったり。

こうなると、もう本来貴方が欲している物ではなくなっているのではないでしょうか。

人は誰しも「集団に所属する欲求」「仲間を求めようとする欲求」を持っています(マズローの5段階欲求説:社会的欲求)

この所属欲求は、安心できる場において満たされます。

例えご機嫌取りで集団の中に入れたとしても、心から満たされる事はありません。
なぜならその関係は「対等」ではないし、本来あるべき姿ではないからです。

幸せな人間関係を作る方法

HSPさんは頑張り屋さんが多いので、どうしても「人間関係を良くしたい!」と無理をしてしまう事が多いです。

ですが、ぜひ「ありのままの自分」を受け入れて欲しいのです。

場を和まそうと、自虐的な事を言って自分を低く見せたりする必要はありません。

自然体で、基本的な事をしっかり相手に伝える事が大切です。

例えば自己紹介の場であれば、自分の趣味や好きな事などを、ウケを狙わず本音で話す事が大切です。

最初から自然体で話す事により、相手も自分も疲れないですし、話の中で同じ接点を持つ人から話しかけられやすくなります。

そして…最後に大切な事を。

それは「1人でいる事を恐れない」という事です。

所属欲求が人一倍強いHSPさんにこれを言うと、中々辛いものがあるかもしれません。

ですが、1人でいる事に恐怖心を持ち過ぎると、どうしても「集団に所属しないといけない」と強迫観念のように感じてしまい、歪な関係に発展しやすくなります。

あなたが1人でいる事を恐れず、その上で

『この人と一緒にいると、1人でいるより楽しいな』

と思える人とだけ付き合っていけるようになれば、素敵な人間関係が築けるようになると思いませんか?

まとめ

いかがでしたか?

承認欲求が強く、1人でいる事に恐怖を感じがちで、人間関係に無理をしがちなHSPですが、歪な接し方では、幸せで対等な人間関係は作りにくいです。

どうか無理をせず、自然体で接していける人と出会えますように。

この記事が、少しでも誰かの参考になれば幸いです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!