HSPについて

【HSP】服装がダサくないか不安…私服への視線に怯えている貴方へ

こんにちは、Keiです!

私は自身の就職活動や仕事で苦労してきた経験を生かしながら、国家資格を含むカウンセリング資格を取得し、現在は就職支援の仕事をしています。

今回の記事はHSPさん(特に若い人)に多いのではないかと思われるファッションについて、【HSP】服装がダサくないか不安…私服への視線に怯えている貴方へと題して書いていきたいと思います。

他人からの視線が怖い

オシャレを気にする人は多いですよね。
特に若い人は流行に敏感で、多くのオシャレなインフルエンサーが憧れの的になっていたりします。

ただ自分のファッションを気にする人は多いですが、中にはオシャレを「楽しむ」というより、他人からの視線に「怯える」方も多いように感じます。(これはHSPに限りませんが)

あまりに他人の視線を怯えるようになると、もう強迫観念のように洋服を選ぶようになります。

普通であれば友人から「その服、ちょっとダサくない?」と指摘されれば指摘された部分を改善するか、もしくは心の中で「ダサくない!」と反発する程度でしょう。

指摘に少しショックを受けるかもしれませんが、指摘されたことをいつまでも引きずる事は無いと思います。

「他人からダサいと思われるのが怖い」
「普通で良いのに、他人からどう思われているのかわからず不安」

このように、必要以上に他人からの批判を恐れている人は、ファッション以前に別の部分で問題を抱えているのかもしれません。

HSPが関係している?

HSP(ハイリー・センシティブ・パーソン)とは、生まれつき感受性が強く非常に敏感な気質を持った人のことを指します。

自分の服装がダサくないか気にする人は多いですが、気にする人が必ずHSPという訳ではありません。

しかしHSP気質を持つ人は、他人から自分がどう見られているかをとても気にする為、当てはまる人がとても多いのではと思います。

HSPは4つのタイプに分かれることが分かっていますが、その全てのタイプに当てはまるのがDOESという気質です。

  • 深く処理する(Depth of processing)
  • 過度に刺激を受けやすい(being easily Overstimulated)
  • 全体的に感情の反応が強く、特に共感力が強い(being both Emotionally ractive generally and having high Empathy in particular)
  • ささいな刺激を察知する(being aware of Substle Stimuli)

HSPは「他人から認められたい」という承認欲求が強く、他人の評価をとても気にすると言われています。
また、HSP気質を持つ人は自己肯定感が低い人が多いのも特徴です。

ファッションは自分を表現するものですよね。
自分がどう見られているかを気にするHSPにとって、ダサいと思われることは非常に辛い事です。

しかし承認欲求が強い為、「オシャレと思われたい!」と頑張ってしまう人もいます。

それが良い方向につながってどんどんオシャレになっていくなら良いことですが…

もし、頑張ろうとして失敗していたり
私服を着て出かけるのが辛いレベルであるならば

一人で頑張るのは一旦やめて、他の方法を考えてみましょう。

恐怖や不安を感じる理由

自分のファッションや服装に必要以上に恐怖や不安を感じるのは、単にファッションの問題ではなく、内面的な問題が隠れている場合があります。

例えば幼少期に自分自身を否定され、辛い経験をしたことで自己肯定感が極端に低くなっているなど、過去の経験が現れている可能性も考えられますね。

もし本当に自分のファッションがダサかったとしても

『私、オシャレになりたいんだけどファッションってよくわからないんだよね』と、正直に話すことができれば問題ないハズです。

なのに、なぜそれが出来ず、必要以上に恐怖や不安を感じるのでしょうか。

それは、自分がダサいという「弱み」を、他人に知られること自体に恐怖を覚えているからではないでしょうか。

弱みを他人に知られる事に恐怖を感じる状態は、突き詰めると「心理的安全性が確保されていない状態」という事です。

誰でも自分が傷つくのは怖いです。
弱みを握られてコントロールされる不安や、見下される不安、多くの不安があります。

しかし、このような不安は心理的な安全性が確保されている状況ではあまり感じる事はありません。

マズローの5段階欲求説

少し難しい話になりますが、心理学理論の一つに「マズローの5段階欲求説」というものがあります。

人間の欲求は5段階の層に分かれており、低階層の欲求が満たされると次の段階の欲求を欲するようになるという理論です。

 

①生理的欲求
②安全欲求
③社会的欲求
④承認欲求
⑤自己実現の欲求

通常は①の下の層から上の層⑤に、(飛び級せずに)ひとつずつ階段を上がっていきます。

今回の場合、問題の根本が「心理的安全性の確保」であれば、それは②や③の欲求に該当します。

それをファッションを認められるという④承認欲求によって満たそうとすると…どうしても根本的な解決には繋がらず、ズレが生じてきてしまいます。

根本的な部分を解決しなければ、例えあなたがオシャレになったとしても、自分よりオシャレだと思う人の集団に入ると、また同じように悩む事になるかもしれません。

解決する具体的な方法

自己肯定感が低く誰かに認められたいと思う事を、ファッションで根本的に治すことは難しいです。

ですが、そうは言っても服は毎日着ないといけません。
そんな貴方に「精神面から治していきましょう」と言っても中々難しいですよね^^;

という事で、とりあえず他人にダサいと言われない具体的なファッションの解決策について書いていきます!

洋服レンタルを利用してみる

最近、洋服のサブスプリクションが流行っています。

人気のairClosetであれば、自分がどんな風にみられたいか(印象)、ライフスタイル(仕事・育児中)、身体的特徴(身長体重や気にしている部分など)を細かく聞いてくれ、プロのスタイリストがコーディネートしてくれた服を着る事ができます。

この、「プロのスタイリストがコーディネートしてくれた服」という事実が、自己肯定感の低いHSPさんのお守り代わりになってくれるのではないでしょうか。

例え人からダサいと言われても内心「いや、プロが選んでるし」と、心の余裕が持てますからね(笑)


身近な人にアドバイスをもらう

自己肯定感が低くオシャレに自信のない方は、とにかく自分の選んだものに自信がありません。

ですので他人の意見がとても大切になってくるのです。

最強なのは、自分はオシャレに興味がない・又はオシャレがわからないという事を素直に伝えることです。

自分の弱みを見せるということは怖いですよね。
でも変に隠そうとすると相手は更に突っ込んでくる場合があります。
(HSPなら考えられないことですが、非HSPとは考え方が根本的に違うので…これは仕方のないことなんです…。)

相手に自分の弱みを見せた上で、相手に「このコーデどう思う?」とアドバイスを貰えればかなり自信がつくと思います。

数人から「オシャレ」と言ってもらえたり、自分がオシャレだと認める人に肯定してもらえると、他から少しくらい否定的な意見があったとしても気にならなくなります。

自分の弱みを見せることになるので抵抗を感じるかもしれませんが…これができるようになれば悩みの根本的な部分の解決にも繋がっていきますので一石二鳥ですね。

無難なものを選ぶ

大きなロゴや、目立つ色、大ぶりなアクセサリーなど目立つものは、他人から指摘されやすいです。

自分のオシャレに自信があるのなら全く問題ないのですが、オシャレに自身がない状態でそれをすると、どうしても他人から「それどうしたの?」と注目されます。

例えそれが本当にオシャレだったとしても、オシャレに怯えながら頑張って付けていると、他人の些細な一言がとっても気になったりします…。

ですので、ファッションの目的が「ダサいと思われなければそれでいい」というくらいであれば、「無難なもの」を選び、派手なものやツッコミどころのあるもの(でかいロゴなど)を選ばないよう心がけましょう。

また、コーディネートよりも「体にフィットしているか」「清潔感があるか」などを重視しましょう。

まとめ

いかがでしたか?

ファッションとは本来、他人にどう思われようが自分の好きなものを着て楽しむ為のものです。

ですが、必要以上に他人の視線に怯えている状況であれば1人で頑張ろうとせず、他人の力やサービスを使って状況を変えていこうとすることも大切です。

この記事が少しでも貴方の役に立ったのなら嬉しいです。

最後までお付き合いいただきありがとうございました!