こんにちは!keiです。
最近はロンブーの田村淳さんなど有名人もHSPを公表される人が多く、段々とHSPの認知が広がってきましたね。
私は国家資格を含むカウンセリング資格を取得し、私自身がHSPとして苦労してきた経験を生かしながら、現在は就職支援の仕事をしています。
ちなみに、私は田村敦さんと同じHSS型のHSPなのですが…
ネット上では、HSPや、その4つの分類について
『胡散臭い』
『存在しない』
など、ネガティブな発言をしている人を見かけます。
という事で、この記事では
HSPは胡散臭い?HSS型・HSE型の4分類は嘘で存在しないって本当?
と題して書いていきたいと思います。
HSPと4分類について
多くの専門的なサイトで深く触れられていますので、ここでは簡単に説明しますが、HSPとは『過度に繊細な人』を指し、DOESという4つの特徴を持っています。
また、HSPというと『内向的な人』というイメージが大きいのですが、中には外向的なHSPもいます。
HSPであっても色々な特徴を持つ人がいるので、大きく4つの傾向に分けられているのですが、それが下記の4分類になります。
- HSP(内向的で刺激を求めない)
- HSE(外向的で刺激を求めない)
- HSS型HSP(内向的で刺激を求める)
- HSS型HSE(外向的で刺激を求める)
詳しくは下記の記事にまとめていますので
興味があればぜひご覧ください。
●リンク
HSPや4分類が胡散臭いと言われる理由
HSPや、HSPの分類についてネット上で検索すると『嘘』や『胡散臭い』『怪しい』などど、HSPについてネガティブな言葉が多く見られます。
今や多くの人に認知されるようになったHSPという存在。
一種のブームのように感じ、拒否反応を示す人も一定数いるように感じます。
病気と気質の混同
HSPについてネガティブなイメージが多い理由の一つに、『HSPは気質であり、精神医学の病名では無い』という事実が挙げられると思います。
確かにHSPは【医学】的には定義されてはおらず、あくまで【心理学】で定義されているものなんです。
その為、ネガティブな意見の中には
『医学的に証明されていないから嘘だ』
という声があります。
ただ、医学的に定義されていないから嘘だとは言えません。
医学とは、『人体の構造や機能に関する知識を基礎として、病気の原因、その治療法・予防法などを研究する学問(-Oxford Languages)』の事です。
そして、心理学とは『人の心の動き、行動の原理を追求するもの』です
HSPという気質は病気ではありません。
その為、気質を精神医学で定義するという事自体が少しおかしいんですよね^^;
またHSPの気質は
様々な疾患の特徴と重なる部分があります。
HSPはよく『生きづらさ』とセットで話される事がありますが
HSP=生きづらいという訳ではありません。
HSPは環境感受性とも言われており、置かれている環境の影響を多大に受けます。
もし生活をする上であまりにも生きづらさを感じる場合は、『HSPだから』で終わるのではなく、自分を取り巻く環境を見つめ直したり、医療機関へ相談される事をお勧めします。
4分類に根拠が無い
HSPについては、心理学者のアーロン博士によって定義されています。
しかし、その4つの分類に関して根拠がある訳ではありません。
(単に臨床の場で使われていただけという話もあります)
ですが、多くのHSPさんがこの4分類に共感する事が多いのもまた事実。
そもそもHSPは病気でなく気質の為
お医者さんにHSPと診断される訳ではありません。
ただ、HSPさんは自分の気質に振り回される事が多いので、HSPについて知る事で生きやすくなります。
HSPの分類については
根拠が無いにも関わらず、多くのHSPさんの賛同を得ています。
私自身もHSS型HSPだと思っていますが、
HSS型HSPの『刺激を求める性格だが、傷つきやすい』という特徴は
私を表すのにとても的を得た表現だと感じています。
これって『血液型』とよく似ていますね(^^)
自分の性格を話す時に
『私は几帳面で真面目なんだけど、融通がきかない性格なんだよね…』
と言うより
『私よくA型っぽいって言われるんだよね』
の方が、キャッチーだし相手に伝わりやすいように感じます。
勿論、人により程度の差はありますし
『HSPは4つのどれかに必ず分類される』という訳ではありませんが
自分の気質を考えたり、相手はな端的に自分の気質を伝える為にこういった分類を用いること自体は、決して悪いことでは無いと個人的には思います。
また、たまにHSPの情報サイトの中には
『HSPと同じように、その4分類も根拠あるデータに基づいて定義されている』
ように発信している方を見かけます。
ですが、繰り返しになりますが
HSPの気質については研究されていますが、HSPの分類については今のところ根拠はありません。
個人的には、根拠のあるものと根拠の無いものが積み重ねられる事で
HSPに対する不信感が強まっている部分が感じます。
そして、せっかくHSPについての認知が進んでいるのに
それにより不信感を抱いてしまう人が増えてしまっているようにも感じています…。
とは言え、まだまだ研究が続いている分野の為
私自身もより正確な情報を提供できるように勉強を続けていきます。
まとめ
HSPは胡散臭い?HSS型・HSE型の4分類は嘘で存在しないって本当?と題して書いてきましたが、いかがでしたか?
HSPやその分類について、ネガティブな意見も多く見られます。
そしてその意見は、下記のような事実から来ているのではないかと思います。
- HSPは精神医学ではなく、心理学の分野で定義されている
- HSPの4つの分類に関して、研究データや根拠は現時点では無い
ただ、私自身はHSPという存在を知る事で
幼少期から続いていた、自分の扱いにくい気質について
理解を深める事ができましたし
HSPの分類についても
自分と同じタイプの気質を持っている人に親近感が湧いたり、その人の考えを知れたりする事で大きなメリットがありました。
(ツイッターとかで#HSS型HSPなど検索すれば、沢山ツイートが見られますしね^^)
私は、より多くの人にHSP気質について知ってもらい
自分の気質をうまく扱えずに辛い思いをしている人を少しでも減らせるように
HSPの情報発信をこれからも続けていきたいと思っています。
この記事が少しでも誰かのお役に立てれば幸いです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!