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失業保険を受給しながら保育園(こども園)の継続は出来ない?可能な場合も

こんにちは!Keiです。

私は国家資格を含むカウンセリング資格を取得し、私自身が内向型人間として苦労してきた経験を生かしながら、現在は就職支援の仕事をしています。

 

仕事を退職する方で

『失業保険を受給しながら、ゆっくり就職活動をするぞ〜!』

と考えていたのに、求職要件だと2ヶ月(3ヶ月)しか預かって貰えないという事実を知って愕然とされている方も多いのではないでしょうか…^^;

せっかく仕事を辞めたのに、保育園(こども園)の関係で焦って次の就職先を決めてしまい、短期間で退職してしまう…

なんて事にならない為に
失業保険を受給しながら保育園(こども園)の継続は出来ない?可能な場合も
と題して書いていきたいと思います。

どなたかの参考になりましたら幸いです。

※この記事は【こども園】をメインに書いていますが、保育を行う施設の総称で『保育園』と検索する人もいると思われますので保育園(こども園)というタイトルにしています。

仕事が中々決まらない!

私は就職支援の仕事をしているので、仕事が決まらない方の焦りや気持ち…よくわかります。

特に、長年働いてきた会社を退職された方が、次のステップに進もうとする時に焦って(妥協して)就職先を決めてしまうと、給与や場所・福利厚生面だけでなく、『妥協して就職した』という感情が付き纏い、次の職場も短期間で退職してしまう悪循環に陥ったりしてしまう事もあります。

折角色々な思いをもって退職したのですから、保育園(こども園)の問題で期間の制限がかかってしまうのが勿体ないな…と感じます。

退職後、保育園(こども園)の保育要件が仕事から求職に変わると、だいたい2〜3ヶ月間はそのまま(大体9〜17時)まで預かって貰えますが、その後は大体は退園になります(後述します)

保育園(こども園)の基準については、住んでいる地域によって、異なる場合が多いようです。
この記事は私が勤務している地域における現時点での情報です。
あくまで参考程度にしていただき、届出をされる際には必ず地域の役所に確認するようお願いします。

きちんと自分のキャリアの棚卸しをして、履歴書や職務経歴書を作るというのは、慣れていない方にとってはとても時間がかかります。

通常、就職活動は
応募書類の作成→応募→面接の連絡→面接→結果待ち→内定

という流れを辿ります。

結構時間がかかりますし、不採用となった場合はまた最初からですよね。
メンタル的にも結構ダメージを喰らいますし、正直2〜3ヶ月で足りないと感じる人は多いと思います…。

かといって、在職中に仕事を探すのは子持ち世帯には本当に厳しいですよね。

だから退職してからゆっくり仕事を探そうと思ったのにあんまりだ…!!!

と感じる人も多いんじゃないでしょうか。
(本当に皆様、お疲れ様です)

仕事を辞めたら退園?

退職後、すぐに保育園(こども園)を退園になる事はありません。
求職中の2ヶ月(場合により3ヶ月)は継続して預けられます。

ただし預ける場合の保育要件は就労から求職になるので、その期間は預けられる時間が短くなる可能性があります。

また園に預ける場合は、後述しますが保育要件(1〜3号認定)が必要になります。

*** ここからはこども園の話になります ***

保育園は預ける要件が『働いていること』となっている場合が多く(園の空き状況によって働いていなくても入れたりする場合があるよう)ケースバイケースが多いようです。

失業保険を受けながらこども園の継続はできる?

皆さんが一番知りたいのは

給付制限期間後(自己都合退職は2ヶ月)に失業保険を受けながらこども園は継続できるのか?という点ですよね^^;

というのも

  • 失業保険を受けられるのは、自己都合退職の場合は『退職の2ヶ月後』
  • 保育園(こども園)を退園になるのは、『退職から2ヶ月(3ヶ月)後』

だからなんです。

この、失業保険と保育園(こども園)の絶妙なタイミングに涙した親御さんは多いはず…(:_;)

では、退園期限となる2ヶ月後も園に預けつつ、失業保険を受け取る方法は無いのでしょうか?

結論から言うと…

こども園であれば、お子さんが満3歳以上で1号認定であれば、園に預けつつ失業保険を受け取る事も可能なようです。
※保育園については…申し訳ありませんがわかりません。

1〜3号認定について詳しく見ていきましょう。

1号認定

子どもの年齢が満3歳児以上
保育に必要な事由(保護者の就労、妊娠、出産、疾病、障害など)に該当しない
教育標準時間4時間程度で通園する

1号認定であれば、子供が満3歳以上であれば仕事をしていなくても預ける事が可能です。

というのも、保育に必要な事由が
『保護者の就労、妊娠、出産、疾病、障害などに該当しない』
とあるからです。

ただし、預けられる時間はとても短くなります。

基本的に10時〜14時と設定している園が多いと思いますが、これは園によって違いがあるようです。

教育標準時間4時間程度とある通り、必ずしも10時〜14時という訳ではないんですよね。

私の聞いた話によると8時半〜16時までを標準時間として預かってくれる園もあるようです。(これについては各園に確認するしかありません)

ただし、1号認定は園によって枠があり、埋まりやすいようです。
『1号認定で預ければいいか〜』と軽く考えていると…痛い目をみるかもしれません^^;

前もって確認は必須ですね!

2号認定

子どもの年齢が満3歳児以上
保育に必要な事由(保護者の就労、妊娠、出産、疾病、障害など)に該当する
保育標準時間(原則11時間以内)や保育短時間(原則8時間以内)で通園する

両親共働きの方は2号認定で預けている方がほとんどではないでしょうか。

子供の対象年齢は1号認定と同様に満3歳児以上となりますが、保育時間に関して

  • 1号認定:基本的に4時間
  • 2号認定:基本的に8時間~11時間

という設定になっています。

3号認定

子どもの年齢が0歳〜満3歳児未満
保育に必要な事由(保護者の就労、妊娠、出産、疾病、障害など)に該当する
保育標準時間(原則11時間以内)や保育短時間(原則8時間以内)で通園する

3号認定は満3歳未満の子供が対象になります。
3歳未満だと、保育に必要な事由が無い限り、預けるのは難しそうですね。

ただ、市役所や園では色々と相談に乗ってくれると思いますので、もしどうしても預ける必要があるのであれば一度相談されてはいかがでしょうか。

こんなパターンも(あくまで参考程度に)

過去に聞いた話では、年長さんであれば『退職したけどこれまで(2号認定)通りの時間で預けられた』というケースもありました。

市役所の方に『小学校に入るにあたり、生活リズムを整える為(?)に最終学年であればこれまで通りの時間で預けられます』と言われたのだとか。

ただ、これに関してはあくまで参考程度にして下さい。

つまり?

色々とややこしい話になってしまったのでざっくりまとめると

満3歳以上の子供であれば、園に空きがあれば1号認定で預ける事ができるので、求職期間の2ヶ月を過ぎても仕事が決まらない場合は1号認定を視野に入れても良いのでは?
(失業保険を受け取りつつ就職活動ができる)

ただし、1号認定は園ごとに枠があり理まりやすいので事前に要確認!
預けられる時間も園によって違う場合があるので要確認!

という感じでしょうか。

私はこの記事を、『就職希望なのに保育園の期限の為に焦ってしまい失敗する事が無いように』との思いで書いています。

失業保険を受け取る条件として、「就職しようとする積極的な意思があり、いつでも就職できる能力があるにもかかわらず、職業に就くことができない」ということが前提となります。

退職してすぐに転職する・就職する意思がない人、ケガや病気、妊娠・出産などですぐに就職するのが困難な人などは、失業手当を受け取ることができません。

もし不正受給が発覚した場合はペナルティが発生します。
くれぐれも悪用しないようにして下さいね。

仕事は2ヶ月で決まらなくても焦らないで下さいね(^^)
しっかり自分の中で納得できる就職先が見つかると良いですね!

また、就職が早く決まると【早期就職手当】を国から受け取れる場合があります!
焦って仕事を見つける必要はありませんが、早く決まるとお得な手当も貰えちゃうんです♪

就職でなく開業でも可

ちなみに、就職というのは『会社』に就職するだけではなく、個人で『開業届』を出す事でも『働いている』と認められ、園に預ける事ができます。

開業というとたいそうに聞こえますが、私も会社員として働きながら副業でブログをしているので、開業届を出しています。

私は保育園(こども園)には勤務先で登録していますが、もし退職をした場合は開業届を出している為、そちらの方で仕事をしているとみなされ退園にはならないそうです。(役所に確認しました)
(退職したら月48時間以上ブログに専念すると思うので)

※ただし、退職時に開業届が出ていると失業保険は受け取れません。(自分で事業をしている=失業にはあたらないので)

また、開業届を出すタイミングについては『事業の開始等の事実があった日から原則1ヶ月以内に提出』となっていますが、どこから事業と捉えるのかは人それぞれなので、自分にあったベストタイミングを考えてみてくださいね。
(ちなみに開業届を出すタイミングが早ければ早期就職手当が得られる事があります)

最後に

失業保険を受給しながら保育園(こども園)の継続は出来ない?可能な場合もと題して書いてきましたが、いかがでしたか?

色々とややこしいですが、場合によっては失業保険を受け取りながら保育園(こども園)に預けて就職活動ができる事もあるようですね。

また、私は役所関係の人間でも、保育園関係者でもありません。
仕事をする上で聞いた話や自身が役所等で確認した事を基にこの記事を書いています。
なるべく間違いが無いよう気をつけていますが、内容に間違いがある可能性もあります。
繰り返しますが、本記事はあくまで参考程度にしていただきますようお願いします。

 

あと…これもお伝えしておきたいのですが…

保育園(こども園)や役所に対して敵意(?)を持って話をされる方もいるようですが、とても勿体ないと思います。

保育園や役所は、貴方を園から追い出そうとしている訳ではありません。

多くの場合、自分の状況を正直に話せば、真摯に対応してくれる事が多いです。

園側も『なんとか退園にならないように…!』と、色々と手を尽くしてくれるところも多いようですし、やはり保護者より知識がありますので、味方につけておくとこれほど心強いものはありません。

また、園によって預けられる枠や時間なども違ったりするので
国や役所などが発表している標準時間を鵜呑みにするのではなく、各園に一度確認する事も大切だと思います。

受け取るものは受け取って、しっかり就職活動に生かしてくださいね(^^)

貴方の仕事探しがより良いものになるよう、心から応援しています!