HSPについて

【HSP】優柔不断な自分が嫌い…性格を改善したり治すことはできる?

こんにちは。Keiです!

私は自身の就職活動や仕事で苦労してきた経験を生かしながら、国家資格を含むカウンセリング資格を取得し、現在は就職支援の仕事をしています。

私は強度のHSPで、昔は自分の優柔不断な部分がとても嫌いでした…。

HSPの方はその気質ゆえ、私と同じように優柔不断で困っている人が多く、治せるものなら治したい、と感じている人も多いのではないでしょうか。

という事で、この記事は
HSP】優柔不断な自分が嫌い…性格を改善したり治すことはできる?と題して書いていきたいと思います。

優柔不断な自分が嫌い

私は昔から自他共に認める優柔不断で、そんな自分がとても嫌でした。

優柔不断を治す為にネットを色々検索したりしましたが

『優柔不断の原因は自分の行動に責任が持てないからだ』

なんて書かれているのを見て更に落ち込んだり(思い当たる節もあるから尚更…)もうどうしたら良いか分からず、常に自分を責めてきました。

ただ現在はかなり改善してきました(^^)♪

なぜ自分はこんなに優柔不断だったのか、そしてどうやって改善してきたのか。
私はこれまでに多くのHSP気質の方と接し、またカウンセリングの勉強を進める中で自分なりの結論が出たように感じますので書いていきたいと思います。

優柔不断は治る?

HSPはDOESという気質を持っています。

  • 深く処理する(Depth of processing)
  • 過度に刺激を受けやすい(being easily Overstimulated)
  • 全体的に感情の反応が強く、特に共感力が強い(being both Emotionally ractive generally and having high Empathy in particular)
  • ささいな刺激を察知する(being aware of Substle Stimuli)

HSPは刺激に対して敏感です。
良くも悪くも、非HSPに比べて多くの情報を感じとってしまいます。
その為、多くの情報を処理するのに時間が掛かってしまうことで、優柔不断と言われてしまうのです。

性格は、環境と気質で決まると言われています。

環境は後天的なものなので変える事ができますが、気質自体は生まれつきのものなので治す事ができません。

ですので、残念ながら
優柔不断を構成する気質の部分に関しては治す事ができないのです。

また、HSPは環境感受性とも言われており、自分が置かれている環境により
大きく変化すると言われています。

ですので、環境のように「自分の性質そのもの」ではなく、考え方や外側の部分を変える事でかなり改善する事ができます。

自分軸で生きる

HSPは相手の気持ちや考えを大切にするので、他人との境界線が曖昧になりがちです。

『私は○○を食べたいけど、これを注文したらAさんが頼みにくくなるかもしれないから違うメニューにしようかな…』

という感じで、良くも悪くも常に相手の気持ちを考えてしまうのです。

ただ、重要なのは『私は○○を食べたい』と感じるように『自分の意思は存在している』という点です。

HSPは常に自分より他人を優先しがちなので、この自分の意思に気が付かない事が多いのです。

仕事で就職活動の支援をしていると、たまに

『自分がこの職に就こうと思ったのは、よくよく考えると親の望みだった』

など、境界線の曖昧さから親の考えがまるで自分の考えのように感じて仕事を選んでいる方の話を聞くことがあります。

そういった場合は、意識的に自分と他人の間に壁を作ったり距離を取ったりする事で「自分の意思」を確認できるようにしていきましょう。

決断する癖をつける

非HSPと比べ、多くの情報を自動的に受信してしまうHSPにとって、悩んでしまうというのはある意味当然です。

この、「多くの情報を受信する」という部分に関しては気質になるので変える事はできません。

水は冷凍庫に入れると固まりますし、熱すると蒸発します。
物事の性質を変えるという事はできません。

ですので自分の気質を理解した上で、すぐに決断できるように訓練するんです。

例えば、昼ごはんをコンビニで買おうとして中々決められないのなら「最初に手に取った物を購入する」「店に入って5分以内に決める」など、自分の中で決まりや期限を設定しておくのも一つの方法ですね。

決断を恐れ過ぎない

ただし、人生において重要な事を決める際にはそう簡単にはいきませんよね。

例えば結婚を決める時など、重要な事ですが不確定要素が多過ぎて

「本当にこの人で良いんだろうか…」

と考え出すと、答えが出ない場合があります。

ですので、物事を決断する為に期限を設ける必要があるのです。

オランダ・ラドバウド大学の心理学者であるダイクスターハウス教授が行った実験によると

人は充分な時間を与えられるよりも、限られた短い時間で意思決定を迫られたり、少ない情報で意思決定を迫られたときのほうが正しい答えを出す割合が多い

と発表しています。

考えて考えて考えた上で結論が出ない事は、自分の中で期限を儲け、「えいやっ」と決断してしまった方がいいのかもしれませんね。

まとめ

いかがでしたか?

優柔不断な性格は「気質」の部分に関しては治す事ができません。
ですが、外側の部分を変えていく事はできます。

HSPの方は他人との境界線が薄く、他人の気持ちと自分の気持ちを混同してしまう事があります。

ですが、自分の意思が他人と完全に一致する事はあり得ません。

自分の気持ちが分からず、意思決定ができないという場合は、意識的に他人と距離を取ったり、壁をつくったりしてください。自分の気持ちが自分でわかるようになると、物事の決断がしやすくなります。

そして、どうしても決められない場合は「制限や期限を儲けて決断する」という事も大切です。ずっと悩み続けるのは、それ自体にストレスがかかるからです。

このサイトでは、HSPの方が生きやすく、また自身の長所を生かせるような記事をこれからも掲載していきます。

この記事が少しでも貴方のお役に立てたのなら嬉しいです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました。