HSPと仕事

【HSP】就活したくない!面接が怖い…辛くてもう無理だと思う貴方へ

こんにちは!Keiです。

私は国家資格を含むカウンセリング資格を複数取得し
就職支援の仕事をしています。

HSP気質を持つ人は
何事も【入り口】で苦労しがちです。

特に仕事の入り口である就職活動において
苦労する方をたくさん見てきました。

自己分析・グループディスカッション・面接…
これらのキーワードを聞いて、身の毛もよだつ思いをするHSPさんは多いと思いますw

また、私自身もHSS型HSPで
新卒で会社に就職する際は
本当に苦労しました^^;

それから何回か転職を繰り返し、現在の仕事では
就活をされる方の就職支援の仕事をしています。

HSP当事者であり、就活で苦労し
現在就職支援の担当者をしている私の記事が、少しでも誰かのお役に立てたのなら幸いです。

HSPには一括採用がそもそもあっていない

就職活動、したくないですよね…。
その気持ちとてもわかります。

日本の就職活動、とりわけ新卒採用の採用方法は世界的に見て少数派です。

海外では基本的に1年を通して採用をしていますが
日本の新卒対象の就活は横並びで一斉にスタートするので、競争の苦手なHSPさんにとって、そもそもその採用方法が向いていないのです。

また、周りに内定者が増えてくると
『自分はまだ内定を貰っていない…』と
他人と比べて落ち込んでしまう人も多いです。

HSPはDOESという4つの気質を持っています。

  1. 物事を深く考えて行動する
  2. 過剰に刺激を受けやすい
  3. 共感力が高い
  4. ささいな事に気付く

これらの気質がうまく作用すれば良いのですが、就職活動においてはマイナスに作用する事が多いです。

例えば、自己分析においては…

①物事を深く考えてしまう

という気質により、
他の人と比べて、応募書類の作成や面接練習に時間が掛かってしまいます。

HSPさんは良くも悪くも
物事を深く考えてからでないと言語化できない方が多いです。

深く考えた上で出た結論は
非HSPさんより説得力のあるものが多いのですが…

採用選考の段階でにそこまで落とし込める人は
中々いません。

また、面接では面接官から何を聞かれるかわからない上に、間髪を入れず質問に答える必要があります。

物事を深く考えてから言語化するHSPさんにとって、そのような状況はただでさえ難しい上に、面接官の表情や口調なども気になってしまい、泣き出してしまう方も沢山見てきました。

(これを「甘えだ」という方もいますが…私は違うと思います。そもそもHSPと非HSPでは感じ方が違うからです)

HSPさんは、本当に能力がある方が多いと思います。
ですが、この世は多数派が支持される世界です。

日本の就職試験というのは
HSPさんにとって厳しいものなんですよね…。

一人ひとりを正しく評価する事ができれば
HSPさんにとっても社会にとってもメリットになる素晴らしい事だと思うのですが…

創造性や共感力など、本当に能力を持った方が多いのに
社会のシステムや理解の無さから軽んじられる事が多いという事実がとても悔しいです。

ただ

残念ながら、そのようなシステムになっている以上
企業に就職するのであれば就活は避けて通る事ができません…。

就活辛いですよね。
ほんとにほんとに、気持ちわかります。

ただ、辛いと感じるのは
逃げられないと思っているからかもしれませんね。

真面目な人が多いHSPさんは
就活をして内定を貰わなければいけないと思い詰めていたり

自己肯定感が低くなりがちなHSPさんは
「自分に合う就職先なんて無い」と
先に答えを決めつけている人がいるかもしれません。

ただ、HSPは「環境感受性」とも言われており
環境が合う所で働くことができれば
人並み以上に力を発揮する事が多いです。

また、もし
「転職活動がうまくいかない」
「職場が合わず何度も転職を繰り返してしまう」
という点で苦しんでいるのであれば、下記のように「キャリア」ではなく「相性」を重視した転職サービスを使ってみる事をおすすめします。

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面接が怖いのはHSPの気質からきている

HSPさんが就活する中で、一番辛いと感じるのは【面接】ではないでしょうか。
特に個人面接よりグループ面接の方が難しいと感じる人が多いと思います。
(あと、グループディスカッションも嫌ですよね^^;)

グループ面接は、一般的なメリットとして『他人の意見を聞いて参考にできる』という利点がありますが、この利点もHSPさんにとっては

  • 他人の意見を自分と比較してしまい、落ち込む
  • 自分の用意してきた答えを先に言われてしまい、臨機応変に対応できず焦る
  • 自分の意見が他の受験者にどう思われているか気になる

など、デメリットに感じる人が多いようです。

既卒向け求人や、中途採用であれば
グループ面接など無い場合も多いのですが
新卒採用であれば、グループ面接→個人面接と進む事が多いですしね…。

また、面接はリアルタイムで
自分の考えを言語化する必要があります。

自分の思いを深く考えてからしか言語化できないHSPさんにとって、この面接という制度自体があっていないという事を、就職支援の担当者としてひしひしと感じています。

人は嫌な事から逃げようとする性質を持っています。

面接に対して苦手意識を持っている人が、何も対策せずに本番に挑んで失敗すると、さらに苦手意識が芽生え、より苦手な事から逃げようとする気持ちが大きくなります。

そして就活から逃げる方に舵を切ると
その痛みがどんどん大きくなっていきます。

辛い気持ちに追い討ちをかけたくないのですが
これは事実です…。

何度も面接に失敗してしまうHSPに伝えたい事

何度も言いますが…
HSPさんにとって就活って本当に辛いですよね…。

感受性の強いHSPさんにとって
自分が必要かどうかを審査される【面接】という場に立つ事自体が精神的に辛い事だと思います。

そして、その後に来る「お祈りメール」に
心を折られた方も多いでしょう。

無理だ。
逃げたい。

その気持ち、めちゃくちゃわかります。

でも、

就活から逃れることは難しいんですよね。

なので、HSP当事者で
現在就活担当をしている私が心からお伝えしたいことは

苦手と思っている人ほど
事前に練習して欲しい

という事です。

 

私は多くの就活中の方に接してきましたが
非HSPさんの中には

『面接超楽しい!』
『グループディスカッションまたやりたい!』

という方も実際いるんです。
(にわかに信じがたいと思いますが、本当です)

もちろんこういう方は少数派ですが…
そんな方と、苦手意識を持っている方が同じような対策しかしていない上で同じ選考を受けたら…

どちらが面接で力を発揮できるか歴然ですよね。

 

採用選考はよくお見合いに例えられます。

不採用となった場合は、企業と応募者の相性が合わなかったという事だと言われています。

『面接が楽しい!』というタイプの人が
必ずしも受験する企業と相性が良いとは限りません。

むしろ、そのタイプの人が
他の人の意見を否定してまで面接の場で
発言していたら

採用担当からマイナス評価を受けている事は
往々にしてあります。

そして他人を思いやれる、協調性のある
HSPさんが評価される場合も多いです。

ですが、緊張してガチガチになって
自分のことを伝えられない場合
採用する側としても
評価のしようがないのです…。

勿論、面接官によって感じ方は様々ですが
私の場合、そのような方を見た場合
『ガチガチに緊張して可哀想だな』
とは思いますが、決してプラス評価をする事はできません…。

なので
緊張して、例えたどたどしくなっても
しっかり自分の言葉を相手に伝える必要があります。

そして、それをする為に
自己分析やキャリア(これまでの人生)の棚卸しなどを
しっかりと行う必要があります。

私の経験上、うまく面接で対応できるHSPさんは
この【自己分析】を徹底的に行っています。

というのも、HSPさんは物事の心理に繋がっていると
しっかりと軸をもって話す事ができるからです。

ですが、この部分をHSPさんが蔑ろにしてしまうと
『うまく話せない』
『面接が苦手だ』
と感じてしまうようになります。

方法と対策

私は新卒の就活時、とにかく色々な会社にエントリーしまくりました。
その数、200社以上です笑

でも、自己分析をあまりしておらず
自分と繋がっていないフワフワとした状態で
就職活動を続けていた事が原因で、いつも面接で落とされ
(当時は原因に気付いていませんでした)

気づけば1年近く就職活動をしていました^^;

当時の私は自己分析がすごく嫌いだったのですが
色々な職業の募集要項を見るのは好きだったので
エントリーをする事自体はそこまで苦では無かったんですよね。

私の就活で嫌な事を順番に表すと
面接練習>自己分析>エントリー
って感じですw

ところで、話は変わりますが
よく学校の期末試験前に急に部屋を掃除する人っていませんか?
それは…

勉強をしないといけない事はわかってるけどしたくない

机が片付いている方が勉強が捗る

机(部屋)を片付けよう

という心理からなるもので一種の逃避行動なんですよね。

話を就活に戻しますが
私は、しないといけない事(自己分析)をせず、エントリー(逃避)ばかりしていた為に就活が長引いてしまったのだという事が、いまではよくわかります。

 

ただ、嫌な事は嫌ですよね。
私は経験者なので、すごくよくわかります。

ですので、どうやって嫌な事とストレスを最小限にして向き合っていくのか、その方法をお伝えします。

作業興奮を起こす

作業興奮という言葉はご存知ですか?

物事は作業する前はやる気が出なくても、着手さえしてしまえば脳が刺激され集中できるようになるという効果の事で、心理学者のクレペリンが発見したと言われています。

私の場合、どれだけ嫌だと思う事でも
だいたい5分ほど作業していれば
作業に集中できるようになります。

物事は何事も最初が一番しんどいんですよね。

例えば朝、早起きしようと思っても、中々布団から出られないじゃないですか。
でも、えいっと布団から抜け出して顔を洗ってしまいさえすればもう大丈夫。

布団から出る時の『えいっ』が一番しんどいんですよね^^;

なので、就活がシンドイと感じる人は、とにかくハードルを下げることが大切だと思います。

例えば自分で自己分析するのがしんどいのであれば
転職エージェントなどを利用してみるのは有用です。

自分で全てしようとするからシンドイのであって
就職サービスを使えば自己分析や面接練習など全て無料でやってもらえます。

また、自分に合いそうな仕事をお勧めしてくれる場合もあります。

私も実際に使った事があり、仕事をお勧めしてもらったのですが
『他人から見ると、私ってこんな事に向いていると思われているんだな』と、自分では気づかなかった視点が持てるので参考になりました。(もちろん求人先が嫌なら断れます)

先ほども載せていましたが、「相性」を重視している下記の転職エージェントはHSPさんにとってかなり有用なのではないかと思います。(ただし20代の方専用です^^;)

興味があれば利用してみてくださいね。
情報入力が簡単で1分程度で終わるので、気軽に登録できます。

登録はこちらから

【相性転職Personal File】

私は新卒の就活時、数々の選考を受け続け
凄い数のお祈りメールを受け取り

誰よりも早くに就活を始めたのに
周りの誰よりも遅くまで就活が決まりませんでした。

私より遅く就活を始めた子が
いとも簡単に内定をゲットし
残りの大学生活を謳歌していて
周りの人への羨ましさが半端なかったです

また、社会人になってからも
何度も転職を繰り返してきたので
就活に対して人並み以上に辛い思いをしてきました。

だからこそ、少しでも私と同じように
辛い思いをしている人の力になりたいと思って
カウンセリングの資格を沢山取得し
就職支援の仕事に就き、今があります。

私は就活で苦しむHSPさんを沢山見てきましたし
自身がHSP当事者で苦しんできたからこそ
同じように就活で苦しむ方の力になりたいと
心の底から思っています。

一人でやっていく事が辛いのであれば
ぜひ外部の力を借りてみる事をお勧めします。

最後に

【HSP】就活したくない!面接が怖い…辛くてもう無理だと思う貴方へと題して書いてきましたが、いかがでしたか?

就活が嫌な気持ちはとてもわかります(何回言うんだw)

ですが、避けて通れない事であれば頑張るしかありません。

でも。一番シンドイのは一番最初だけです。

やってみると作業興奮が起こってくるので
その苦しみがずっと続く訳ではありません。

この記事が、少しでも貴方のご参考になれば幸いです。
そして、あなたの就活がうまくいく事を願っています!

最後までお読みいただき、ありがとうございました(^^)