HSPのひとりごと

蛙化現象は治る?両思いになった瞬間気持ち悪くなるのはなぜ?

こんにちは!keiです。

私はHSP(ハイリーセンシティブパーソン)という、簡単に言うと非常に感受性の強い気質を持っており、国家資格を含むカウンセリング資格を複数取得し、現在は就職活動中の方を支援する仕事をしています。

最近ネットサーフィン中に「折角両思いになったのに蛙化現象で苦しんでいる」という人のコメントを見かけて…
『あぁ私もそんな時があったなぁ』と、コメ主さんを心配しつつも少し懐かしく昔を思い返してしまいました。

という事でこの記事では
蛙化現象は治る?両思いになった瞬間気持ち悪くなるのはなぜ?と題して書いていきたいと思います。

蛙化現象とは?

蛙化現象(かえるかげんしょう)とは、恋愛において片思いをしている間は相手のことが好きなのに、両想いになった瞬間冷めてしまい、むしろ相手のことを気持ち悪いと思ってしまう現象のことです。

もともとの由来はグリム童話からきているようです。

お姫様は蛙と寝食を共にすると約束したのですが、それが嫌すぎて壁に蛙を叩きつけようとします。すると蛙の呪いが溶け、蛙は王子様になり、2人は結婚しました。めでたしめでたし…

というグリム童話に由来しているのですが(凄い話ですね^^;)これを「王子様が蛙になってしまう」ので「蛙化現象」と名付けたようです。

しかし相手のことを好きだったハズなのに、相手が自分の方を向くと生理的に受け付けなくなるなんて、対象となってしまった人にとってはたまったものじゃないですよね…^^;

なぜ蛙化現象は起きる?

結論から言うと、蛙化現象は自己肯定感の低い人に起こりがちです。
(まぁ、恋愛の場合1つの理由に括りにくいかもしれませんが)

最初は自分には手の届かない、憧れの存在みたいな人を好きになります。(自分の中で勝手に相手を物凄く持ち上げている場合が多いように感じます)

ですが、付き合えるようになると『私なんかを好きになるような、価値の低い人だった』と、今度はその相手の評価をグッと下げてしまいます。

そもそもこの考え方がなぜ起こるのかというと、気持ちの奥底で「自分は愛される価値がない人間なんだ」という強烈な自己否定があるからだと言われていますね。

また、私のようなHSP気質の方は自己肯定感が低い人が多いと言われています。
ですので、蛙化現象に苦しんだ経験のあるHSPさんは少なくないのではないでしょうか?

治し方はある?

筆者は、一度蛙化現象を起こしてしまった相手と結婚しました。

自分の話で恐縮なのですが、私が蛙化現象を起こしてしまってから、夫(当時は友人)は何年もただ待っていてくれました。

あの時、多分、少しでも追いかけられたらダメだったと思います…。
(どうしようもなく気持ち悪くなりますからね…)

蛙化現象を起こした直後は、放置するのが相手にとっても自分にとっても最良の選択な気がします。

結婚して約10年経ち、可愛い子供にも恵まれて、今は幸せに暮らしています(^^)

また、蛙化現象は一種の衝動だとも言われているようですね。
若い時はこの衝動に苦しむかもしれませんが、年齢を重ねるとこの衝動は改善していく方が多いようです。

まとめ

蛙化現象に苦しんでいる人は、側からみると「ただの遊び人なのでは?」と心ない言葉をかけられて苦しむ事があるかもしれません。

また、相手を苦しめてしまっているとわかっているのに、自分の心から出てくるどうしようもない衝動を抑えられず辛い思いをしている人もいることでしょう…。

ただ、ほとんどの場合は年齢と人生経験を重ねていくうちに改善していきます。

もし蛙化現象が辛いと感じるのであれば、その間は恋愛から少し距離をおいて、他の趣味や仕事などに力を注いでもいいかもしれませんね。

この記事が少しでもあなたの参考になれば嬉しいです。
最後までお付き合いいただきありがとうございました!